日本の暮らし方文化 『永遠と美に対する考え方』

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ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。 淀みに浮かぶうたかたは、
かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。
この方丈記の一節にある通り、日本に住む私たちは移ろいゆくものの中に永遠を感じています。
また美に対する考え方も西洋とは異なり、日本独自のものとなっています。
例えば以下のような概念が挙げられます。
『侘び』『寂び』:不足の中に心の充足を見出そうとする意識。簡素美
『幽玄』:物事の趣が奥深く計り知れないこと
『合端の馴染み』:日本庭園の石の敷き方
これらの永遠や美に対する考え方が住宅の作り方にも影響していると考えています。